青森県五所川原市の行政書士・海事代理士の原田拓です。　
申請取次事務研修を修了しました。入国・在留手続きを取り次ぐことができるようになるための研修です。

入管法上の各種申請や届出については、原則として、在留を希望する外国人が自ら出入国在留管理局（入管）に出頭しなければなりません。しかし、申請人に仕事や学業がある場合、申請人がわざわざ入管に出頭するのは負担とも言えます。
そこで申請取次というものが制度としてあり、申請人（又は入管法上の代理人）に代わって、申請書や資料を提出したり、在留カード等を受け取ることができます。ただし、代理ではなく、申請書を提出したり、受け取るという事実行為ができるに過ぎません。

さて、研修の中身ですが、受講料30,000円のVOD研修でして、効果測定として、400〜800字のレポート作成と、正誤式40問のテストがあります。
このテストが微妙に難しい….例えば要件が4つあって、問題文に3つ書いてあり、それが正しいか誤っているか解答するのですが、こういうのってどっちが正解なのか私わかんないんです。過去問がある資格試験などは、過去問で類似問題の解答を見て、解答の考え方を学べるので良いのですが、今回の効果測定には過去問というものがないので、ものすごく悩みました。
悩みつつも効果測定で一定基準を満たしたので、無事修了証が送られてきました。

実際に申請取次行政書士として業務ができるのは、届出済証明書というものが地方出入国在留管理局長から発行されてからになるので、少し待ちになりますが、予定では9月中旬以降から入国・在留手続き業務を行うことができるようになります。数年ぶりの業務になりますし、独特の緊張感がある業務ですので、頑張りたいと思います。